物理・魔法防御、防御貫通(ペネトレーション)の丁寧な説明

2017-02-26ダメージ計算方法, LOL初心者向けコンテンツ雑学・豆知識

こんばんは。今日は防御ステータスや防御貫通効果の説明を、超がつくほど丁寧にしていきます。かなり今更なテーマですが、初心者や新規の方の助けになればと思います。現役バリバリの方にもね、おさらいとして役立ててもらえるかな?

ちなみにアーマーペネトレーション・マジックペネトレーション、物理防御貫通・魔法防御貫通、と。言い方がNAから始めたかJPから始めたかで人それぞれ好みがあると思いますが、LOLを始めたての人でも分かりやすいよう、防御貫通で統一していきます。AR/MRも物理防御、魔法防御で通します。

では始めましょう。


物理防御、魔法防御

LOLのあらゆるダメージは、どのようなものであっても必ず

物理魔法確定

いずれかの属性を持っており、確定属性のダメージは表記されている数値の分だけ敵にダメージを与えられます。どのようなものにも、確定属性のダメージは影響を受けません。とても分かりやすいダメージ属性です。

しかし物理魔法属性のダメージは、相手の物理防御魔法防御の値に応じて実際に与えられるダメージが変動するのです。

物理防御値魔法防御値というのは、LOLにおける最も基本的な防御ステータスです。これによってどのようにダメージ計算がなされるかというと、それは単純な引き算ではなく

100/(100+物理or魔法防御値)

この式によって出た倍率で、その属性(物理or魔法)のダメージを受けるというもの。

例えば物理防御が60なら、100/(100+60)=0.625 素の物理ダメージの62.5%分のダメージを実際に受けるようになります。つまり37.5%のダメージをカットしている、ということになるわけですね。

これについてはいちいち計算しなくとも、日本語wikiに分かりやすいのが載っています。そしてこれを見れば一目瞭然だと思いますが、物理防御、魔法防御の数値は多くなればなるほど、効率が悪くなっていくのです。

例えば0から10では9%もダメージ減少効果が上がるのに、100から110では2.4%しか上がりません。同じ10の防御でもその時の防御値によって、その効果に大きな違いが出るのです。

日本語wikiより引用。Armor(物理防御)値とあるが魔法防御でも全く一緒。

Armor値 減少率
0 0%
10 9.0%
20 16.7%
30 23.0%
40 28.6%
50 33.3%
60 37.5%
70 41.2%
80 44.4%
90 47.3%
100 50.0%
110 52.4%
120 54.5%
130 56.5%
140 58.3%
150 60.0%
200 66.7%
250 71.4%
300 75.0%
400 80.0%
500 83.3%
600 85.7%

 

防御貫通

そして次に物理防御貫通、魔法防御貫通とはなんぞやという話。これは

相手の物理防御魔法防御をその数値分だけ無視してダメージを与えられる効果のこと

です。実際に相手の防御値を減らすのではなく、ダメージ計算時に無視するだけです。注意!

また種類が幾つかあります。おおまかには、表記されている実数の分だけ相手の防御値を無視する実数の防御貫通と、パーセンテージで表記され相手の防御値を元に無視できる数値を決める%の防御貫通の2つです。

 

実数の物理防御貫通(脅威)

表記されている実数の分だけ相手の防御値を無視するのが実数の防御貫通です

実数の物理防御貫通の方のみ、ゲーム内で脅威という名称が用いられていますが、基本的には脅威≒実数の物理防御貫通です。

そのため、脅威の値が高いほど相手のアーマーを無視すると考えておいて問題ありません。けっこう分かりづらい仕様となっているので、興味のある人だけ以下の記事から詳細を読んで下さい。

脅威(lethality)についての説明・おさらいと、ちょっとの考察

一方、実数の魔法防御貫通のほうはそのまま魔法防御貫通 (数字)としてゲーム内では表記されています。このほうがシンプルで分かりやすいので、コチラから例を取りましょう。

ソーサラーシューズ-魔法防御貫通15

これは、相手の魔法防御値を15だけ無視するということ。これは先程の

同じ10の防御でもその時の防御値によって、その10による効果に大きな違いが出る

という話から分かるように、相手の魔法防御値が低ければ低いほど、この15による効果はアップします。具体的に見てみましょう。

相手の魔法防御が100のとき

魔法防御100(魔法耐性50%)から、15無視して魔法防御85(魔法耐性46%)。つまり元のダメージの4%分ダメージアップ

相手の魔法防御が50のとき

魔法防御50(魔法耐性33%)から、15無視して魔法防御35(魔法耐性26%)。つまり元のダメージの7%分ダメージアップ

このように、相手の防御値が低い時のほうが効果が高くなります。ここでは魔法防御貫通を例に取りましたが、脅威についても同じことが言えます。

防御値の高くない相手へのダメージアップを望むときに積む防御貫通、それが実数の防御貫通(魔法防御貫通、脅威)です。相手の防御値が高くなればなるほど、これによるダメージアップ量は減少していきます。

 

%の防御貫通

こちらは、相手の防御値の一定割合を無視するという防御貫通。これにもまた、種類があります。

相手の防御値全体を参照するか、相手の増加防御値(アイテム、ルーン、マスタリーから得た防御値)のみを参照するかで2種類あります。が、基本的な特徴は一緒です。こちらも例えを取って説明していきます。

ヴォイドスタッフ-魔法防御貫通35%

これは、相手の魔法防御値の35%分を無視することを意味します。魔法防御100の相手なら、65しか魔法防御を持っていないものとしてダメージが通ります。

つまり、相手の防御値が高ければ高いほど効果的な防御貫通です。先程の実数の防御貫通とは真逆の性質を持っています。敵の防御値が高ければ高いほど、より多くの防御値を無視することができ、ダメージアップを望めます。

先程のソーサラーシューズは、相手の魔法防御が100の時には4%分しかダメージが増加しませんでした。しかしこちらは魔法防御を35も無視して、なんと10%分のダメージアップが見込めます。

一方で敵の防御値が低いときには、あまり有効ではありません。敵の魔法防御値が30しか無いときには、防御貫通値を10しか持たないことになります。すると上記の例とはうって変わって、ソーサラーシューズに劣る効果と成り下がります。

 

モータルリマインダー/ドミニクリガード-増加物理防御貫通45%

基本的な特徴はヴォイドスタッフの項で説明した通りです。

しかしこれらは相手の増加物理防御のみを参照し、無視します。増加というのは、アイテムやルーン、マスタリーから得られた分を指します。

そのため、先程例に取ったヴォイドスタッフよりも、更に状況を選ぶピーキーな%の防御貫通です。相手がアイテムやルーン等で物理防御を積んでいなかった場合には一切の貫通効果がありません。その代わりにパーセンテージが45%とやや高め。

 

 

まとめ

物理防御、魔法防御は沢山積みすぎてもあまり意味が無いので気をつけよう。しかし相手が脅威、実数の魔法防御貫通を持っていたときにはしっかり積もう。

防御貫通はどれをどう積むかという判断が難しそうだが、だいたいはチャンピオン毎に積む順番や積むタイミングが決まっている。なので概要を少しだけ知っておくだけでも十分。使っているチャンピオンのビルドガイド等を見てそれにならっていればひとまずOKです!

 


あとがき

脅威とLWの仕様変更のせいでめちゃくちゃ説明しづらいですね・・・物理と魔法を一緒くたにして説明出来ないから本当にこじれちゃう。

いささか冗長で分かりづらい文章になっていると思います。なのでその内書き直して修正します。でも書いちゃったし毎日の更新を欠かしたくないので投稿!

ではまた明日。GL~~

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