サポートジャングルシンジドがBANされた話から考える事-メタには従わなければならない?[長文記事]

2017-02-04LOL考察

こんにちは。

今日はyoutubeを見ていて関心を持った出来事について、その是非を私が長々とひとりで考えながら結論を出しひとりで納得する内容となります。文字通り私のひとりごと記事です。


早速ですが、まずはその動画の紹介から入っていきましょう。

世界で最も高いシンジドマスタリーポイント保有者であり、独特なスタイルでシンジドを使い現在プラチナランクに到達しているNAのAdellaidskyhartさんが、このままシンジドをプレイし続けるなら永久BANされるよと警告を受け、それっておかしいだろうと第三者のアップロード者が声を上げる内容となっています。(半分茶化してるようなものですが)

彼はサポートロールでランクドキューを入れ、しかし皆が想定するサポートのプレイではなく、スマイトを持ち二人目のジャングラーのようなプレイスタイルで今までランクをしてきたようです。そして、それによってチームメイトから多数のレポートを受け、ついには永久BANまであと一歩のところまで来てしまったと。

 

singedsupport

問題の焦点となっているのはこの対話ログです。私の高校レベル止まりの英語力で訳すと、以下のような内容になります。


サポートジャングルシンジドさん:

よう!公式にシンジドサポートは許されないものだと断言するか、もしくは俺のアカウントの凍結を解いてくれ!俺はKDAも勝率もいいし、常に前向きに、味方のためになるよう心がけながらプレイしているよ。でも俺の独特な戦略を好かない奴らも多くて、そいつらが俺をレポートするんだ。それのせいで凍結されてるんだろう?

 

Riot社員さん:

こんにちは。

あなたのアカウントはネガティブな行いをしていると、手動で審査されたのです。これは即時評価システムによる決定ではありません。あなたのアカウントは沢山のプレイヤーをネガティブにし、それゆえに2週間の凍結処置とされたのです。あなたの行いがこれからも続きそして再び審査された際には、永久凍結されることでしょう。

シンジドをサポートとしてピックすること自体は実のところBANされるようなことではないのですが、チームメイトとの協力を拒むことはそれに当たる行為なのです。そしてこれには、自分が何をしたいかをチームメイトに伝えるということも含みます。あなたは沢山のプレイヤーをネガティブにしました。それこそがBANされる理由です。サイトストーンを買わず、カウンタージャングルとロームをしてばかりの、あなたのサポートシンジドに理解を示してくれる友人たちと組んでプレイしている時以外は、これ以上この行いを続けないことを勧めます。

あなたがシンジドサポートをやりたいということは理解します。が、あなたのチームメイトはあなたにシンジドサポートをやってほしくないのです。

これがあなたの助けになりますように。Good luck!


 

これを読んでくださってる皆さんはどのような感想を抱くでしょうか。様々な意見があるとは思いますが、私は最初この話を知り、そしてこれを読んだ時にRiotへの反発を覚えました。

これがNGとなるなら、EUスタイルに、現在のメタに、プロがやっている事に何もかも合わせた上でプレイしなければいけないのか。自由なプレイングは許されていないのか。そんな息苦しいゲームなんて嫌だ。そんなに縛られたくない!と思ったのです。(EUスタイルから外れたプレイなんて全くしないのにねw)

ヘカリムやラムスのトップ運用や、サポートとしてのトランドルやサイオンなど、プロが用いたり統計サイトで高い勝率が示されるなどしてポピュラーになるまではただのトロールとしかみなされないピックでした。誰もやっていない時にそれらをやっていたら間違いなくレポートを送られることでしょう。それで実際に勝って結果を残していたとしても、です。(サポートジャングルなんて新たなロールを切り開く程に先進的な例え話ではないのですが)

しかし彼は許されない。しっかりと50%以上の勝率を出し、プラチナランクまで到達するという実績を残しているにも関わらず、です。理不尽な。彼は独自の、そしてしっかりとプラチナまでは通用するプレイスタイルを確立し、それを運用しているだけなのに。何が違うのだろう。今や許されている”かつてはトロール扱い”であったピックと、何が違うのだろう?

と、考えてそこでやっと気づけました。Riotではなくてその時一緒にプレイするチームメイト達に理解され許されるかどうか、要点はそれだけなのだと。

 

Riotは放任主義的で、人種・性別に基づいたハラスメント等のごくごく一部の迷惑行為に関してはRiotの裁量で処罰が下りますが、しかしそれ以外のあらゆるトラブルについては、そこでプレイしてくれているプレイヤー達の総意に従うといった形をとっているのです。それぞれの地域のプレイヤー達のレポートの傾向を元に判断基準を作り自動で処罰を下す、即時評価システムを地域ごとに分けて稼働させている事がその姿勢を表しています。

だからこの話においても、この処罰はNAのプレイヤー達が望んだものであるわけで、そもそもRiotを非難するのは筋違いなのでしょう。凍結処置自体はRiotが手動で審査し手を下したものであっても、その裏には彼とゲームをともにし、不愉快な思いをした多くのNAプレイヤー達からのレポートが山積みになっているわけです。そしてRiotはあくまで多くの意見を汲んだ決定をしただけなのですから。

そこで同時に私は、EUスタイルやメタといったものは、マッチした初対面同士の5人が衝突せずにスムーズにゲームを開始し楽しむためのお約束なんだな、とも改めて気づけました。とっても今更です。lolをはじめて最初に学ぶ当たり前のことなんですけどね、忘れてしまっていました。

そしてそのお約束に反したことをしたいのなら、チームメイト達にそのことを伝え、そして了承を得るべきなのです。ゲームなんだから楽しませろ、好きにさせろという気持ちもありますが、しかしlolは初対面の他人と即席でチームを組んで遊ぶゲームであるため、好き勝手に振る舞った結果最終的に処罰を受けることになるのは当然のことなのです。

でも、ちゃんと結果を残しているんだからいいだろう。という考えも浮かんできますが、であればそれを材料としてチームメイトを説得しなければいけないのです。結局はそれに尽き、いくら結果を残せていても周囲の人々が納得できず不愉快に感じたのなら何の意味もないのでしょう。彼がチームメイトに説明をするスクリーンショットはあるものの、それがチームメイトに理解されているものは提示されてないんですね。一方的に話すだけでも意味がありません。

そして、中々理解を得られない時に、アイツらは何も分かっていない。凝り固まった頭をしたカタイ奴らだ。プロやプロたちが生み出したメタに従うだけのMeta slaveどもめ。などと敵意を抱くのは勝手なのですが、しかしそんな彼らともチームを組んでプレイしなければいけないのですから、だめだった時は諦めて従うべきなんです。お約束に反したプレイをしたい側は少数派なのですから。

だから、堂々とサポートジャングルのようなことをしたいのなら、今や真っ当なピックとして扱われているサイオンサポートやトランドルサポートのように、ポピュラーにするしかないんですね。そして、ポピュラーに出来る力を持っているのは、高レートで尚且つ互いのスタイルを理解し合った5人でゲームが出来るチームに所属したプロプレイヤー達くらいなもので、だからこそ、彼らプロが主に新しいピックを作るんだと思います。もっとも、個人でもチャレンジャー上位まですんなり行けていたら、たとえば最近だとE上げポータルNasusの人のように、認知・理解させることも可能だと示されているので、お約束に反したプレイを理解して欲しかったら

それでチャレンジャー(の上位)まですんなり上げましょう。

ということですね。ある程度のレポート数まではBANされないので、それまでに。そして時間がかかっていたら今回のように認知・理解される前にBANされて終了です。チャレンジャー上位まで上がっていればネタに飢えているYoutuberやlolブログ運営者が目をつけ勝手に広められます。新しい戦略はそうやって選別・淘汰されていき、強力なものだけがLOLのコミュニティに受け入れられ、New metaとして認知される。ということなのでしょうね。到達ランクがプラチナというのは、結果や実績としては不十分だったのです。さらばサポートジャングルシンジド。

ちなみにこれをやっていたAdellaidskyhartさん本人は、さすがに折れて現在は毎戦スマイトを捨てた普通のサポートシンジドをやっているようです。これはBANされず許されてるようなので、上で長々と書いてしまいましたけども新たなロールを切り開くわけでないならけっこう好きにやれそうですね。勿論たびたび罵倒&通報されるとは思いますが。

12月1日追記。ついに永久BANされてしまったようです。RIP。たま~にやるくらいならペナルティこなさそうなので、たま~にに留めておくべきでしたね。そんなセコいことしたくなかったのでしょうが。


最後に

今回の投稿はただのひとりごとになってしまいました。ここまで読んだ人はまずいないと思いますが、長文で退屈だったことと思います。

この出来事について考えながら書いていたら、どんどん自分の中で考えが浮かび、そしてそれを文字に起こす度に上手くまとまっていき、そして最終的には正しいと自信を持てる結論が出せて、書き終えた今とてもスッキリした気分です。その出た結論というのも、考えてみれば当たり前の話ですし、ただただ当たり前のことを再確認するだけの投稿でした。でも当たり前のことを改めて考えて再確認するって、けっこう大事なことですね。当たり前のことって普段はろくに意識せずに思考停止して受け止め従うだけですから。今回の投稿、何より自分自身のためになるものでした。チラシの裏に書くべき内容ですが、しかしこのサイトは文字通り私のチラ裏なので問題ありません。lul

ここまだ読んだくださった方、私の独白に付き合ってくださってありがとうございました。

次の投稿はこんなひとりごとではなくもっと有益な情報を提供する内容にしたいと思いますので、それでは

Good luck, have fun!

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