ダイア3・勝率70%セジュアニ(sejuani)の超丁寧なビルドガイド・立ち回り方 シーズン7・プレシーズン
こんにちは。
この投稿では、シーズン6~プレシーズン7において、プラ１～ダイアモンド帯でセジュアニ勝率70%（54ゲーム）を記録している私のセジュアニビルドと、プレイ中に考えている事つまり立ち回りの仕方をシーズン7のマスタリー変更を踏まえた説明していこうと思います。
セジュアニは正しく・上手く完璧に使いこなそうという際に、”複雑な・難しい操作”を全くといっていいほど必要としません。
そのため、私がこの記事で紹介するアイテムの選び方や立ち回りの仕方をマスターすることが出来れば、きっとあなたはセジュアニを使いこなすことが出来ると思います！
それでは、どうぞお読みください。とても丁寧に長く書いているので、簡潔に読みたい人は各項目毎の最初の一文にまとめを書いてあるのでそれだけ見てくださいね。
1.セジュアニというチャンプについて
読むのが面倒な人へ： 序盤は最弱だけど後半と集団戦は全タンクの中で最強で操作も簡単なのがセジュアニです。
セジュアニは、高い集団戦性能がウリのタンクチャンプです。現在タンクのロールが付いているチャンプは全部で34体いるのですがセジュアニはその34体の中でもこと集団戦の強さにおいては最強と言えるほどの性能を持っています。というか最強です。
防具アイテムの性質からタンクチャンピオン達は通常、終盤に差し掛かると影響力が小さくなって勝率が大きく下がるものが多いのですが、セジュアニは終盤に差し掛かるほど勝率が上がります。実はADCのように終盤花開くキャリーなのです。タンクキャリーです。
その集団戦性能の高さは、主に
・タンク装備でも火力を出せる
・使いやすい、オーソドックスなブリンク-Qを持っている
・射程でも、範囲でも、時間でも、全てで強力な拘束・足止め性能
といった３つの性質によって獲得されています。これによりセジュアニは容易に敵に接近して長時間足止めをしつつその硬さでダメージを吸収してその上ダメージを与えることができるのです。おまけに遠距離からでも広範囲CCを決めることができます。セジュアニ程の拘束性能を持ちながらブリンクを、火力を持っているタンクなんて他にいません。中盤以降、特に集団戦においては文字通り、完璧な性能をしてます。
反面、その最高の集団戦性能の見返りとして
・序盤ではあらゆる性能が最低クラスで最弱格
・タンクなのに自前ではヘルス回復・シールドといったサステイン手段を一切持っていない
・タンクスキルがパッシブの10~25アーマーのみで、火力もHPスケールと硬さもダメージも装備に大きく依存してしまう
・マナ消費の激しさにより序盤は迂闊にブリンク-Qを使えない
といった大きな枷をかけられており、これらの欠点によって序盤ではあらゆる敵チャンプと対峙することが出来ません。だから彼女はジャングラーなのです。
はい、今更ですが彼女はジャングラーです。ソロレーンの適正はありません。タンクなのに意外と装備依存度が高いのでサポート適正もありません。もちろん、新シーズンをきっかけに新たなポジションを得る可能性もありますが。
また、操作が非常に楽チンなので思考のリソースを状況判断に大きく割くことができるのも強みの一つです。扱いが複雑なチャンプだと、操作で頭の中が一杯になってしまって戦況を見誤ることが多いですから（筆者は元ヤスオメイン）。話が逸れてしまいました、次はスキルです。
2.スキルの紹介と使い方のコツ
読むのが面倒な人へ： Qを多用しないこと、Ultの後にEするときはUltのスタンが切れるのを待つこと
スキルオーダー
パッシブ アーマーとスロウ耐性が少しだけ上がる。
使い方も何も無いですね。正直なところプレイ中に気にする必要は無いです。なんとな～くセジュってアーマーがちょっと高いんだ程度に覚えておけばいいです。スロウ耐性もありがたいですが別にプレイ中気に留める必要は全くなし。これもセジュの操作の楽チンさを支えてくれています。意識しなきゃいけないことが減りますからね。
Q マナ消費の激しい打ち上げ付きブリンクスキル。とにかく燃費悪い。
マナ消費が激しいので適当に乱発しちゃいけません。Lv1の時点で80あります。80というのはWとEをワンセットで１回使えるくらいです。スキルレベルを上げるのは最後のほうになるのでダメージは大したことないし、クールも長いので、適当にバンバン使うもんじゃありません。大事なブリンク＆足止めスキルとしてここぞという時にのみ使うといいでしょう。セジュアニを使ってマナ不足に陥る人はこれを使いすぎています。
W 消費マナ・クールダウンともに少ない燃費のいい常時使用する火力スキル。
バンバン使えばいいです。マナ消費も軽くスキルレベルが上がってCDRも積めば常に使えるほどクールダウンも短いので、これは何も考えず使いまくりましょう。ただ一点だけ、序盤は通常攻撃をした直後にWをすることを意識するといいです。いわゆるオートアタックキャンセルで、火力の底上げになります。ヘルスを沢山積んだらもう気にする必要ありません、とりあえずW押しときましょう。これも操作楽チンを支えるスキルです。
E 攻撃の後にセットで使用する追撃スキル。クールダウンは短く燃費も悪くない。
これはほんのちょっとだけ考えてつかいましょう。というのもQやUltを当ててそのまま即E、ではなくワンテンポ待って使うようにするだけですが。特にUltを当てて即Eをしてしまったらスロウ効果を完全に無駄にしてしまいます（Ultのスタン時間＞Eのスロウ時間なため）。これだけはしないように意識する必要があります。でも注意点はそれだけで、それ以外の状況でなら攻撃後に即使ってしまっていいです。
R 遠距離から容易に広範囲スタンを狙える・・・と思いきや、微妙に当てにくいスキル。
こればかりは少し難しいスキルです。というのも、意外と外しやすいのです。これでイニシエートを決めて集団戦を開始するのが理想ではありますが、けっこう失敗しやすいので集団戦が始まってから使っても良いです。ただし時間がたってお互い消耗し合った状態で撃つのではなく、なるべく早い段階で撃つようにしましょう。絶対真っ先に使わなきゃいけないわけじゃない。でも、出し惜しまないように意識するといいです。敵が密集するとき―つまりは味方の誰かにフォーカスが向いた瞬間―に打つようにすると綺麗なUltが決まりやすいです。敵の動きを注視しましょう。
退屈なスキル・チャンプの紹介は終わりです。次はいよいよ本題です。
3.ルーンとマスタリーのビルド
読むのが面倒な人へ： 以下の通りに組んでください。黄色ルーンはHP、大ルーンがARx2とHP1.5%です。
マスタリー・ルーンは上記の通り。右のツリーの4,5段目についてはセジュアニの場合ヘルスを優先して積むこと・自前のタンクスキルが貧弱なことを考慮してチョイス。そして新しいキーストーン、これがとても強力です。新しいマスタリーのおかげでタンクが強くなりそうです。時代が来るかも・・・？
ルーンは大がARx2HP1.5%x1で赤がASx9、黄色は伸びゆくHPx9で青がフラットCDRx6に伸びゆくCDRx3です。CDRは伸びゆくMRでも良いです。ここでは多分
なんで大ルーンでAP積まないの？
と疑問を持たれることだと思います。それは、AP15積んでもジャングルの周回性能は殆ど変わらないからです。周回性能良くしたいならAD積んだほうが良いです。実際に統計ではADCのようなASADルーンの勝率が高いです。（以下はパッチ6.21時の画像です）
そしてもう一つの理由はアイテムビルドとの整合性をとるためですが、詳しいことはこの後で。
ルーンの話に合わせて、これから購入アイテムの説明に入るので説明すると
セジュアニはHPで効率良くスケーリングするチャンプであって、APでのスケーリングは微妙なチャンプです。中途半端なAPはいりません。
例外としてライアンドリーの仮面や青エンチャントのジャングルアイテム等の、パッシブ効果が強力なAPアイテムは選択されることがあります。
それでもAPを積んで火力を高めたいというなら、帽子まで買う勢いで積んでいかないとあんまり効果がないです。
ではこのことを踏まえて、次はアイテムの話になります。
4.アイテムビルド
読むのが面倒な人へ
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これが万能最強ビルドです。
非常にシンプルです。スターティングアイテムはオーソドックスにタリスマン＆詰め替えポーションです。
ファーストリコール後、たいてい７００～９００ゴールド程度のお金を稼いでいると思うのですが、この時に 
青スマイトではなく
バミシンダーを優先して積むようなルートを取ることを意識してください。とりあえず
ルビークリスタルを買うということです。そこから余ったお金で
この２つのうちどちらかを積みましょう。私はマチェットを積むことが多いです。そして最後に、75ゴールドあったら
ワードですね。
まずこの２つを手にしましょう。
次に向かうアイテムですが、それは
ワーモグ固定です。私のセジュアニの強さは自分の腕とか、上手さというよりも、このワーモグ２手目のビルドにあると思っています。というのも実は、ワーモグの+800HPというステータス、通常セジュアニが２手目で積む
デッドマンズプレートがもたらす+500HP +50ARよりも硬くなれます。全てのダメージが物理攻撃だと仮定した上でも、です。要するにこの段階では50のアーマーよりも、300のヘルスのほうが強いのです。更にはチャンピオンがセジュアニですから、HPがより多く上がるワーモグは、より高い火力に繋がります。そして何よりも、パッシブ効果によりセジュアニに欠けているサステイン問題が解消されます。これが本当に強いです。なのでワーモグ固定です。ちなみに・・・
実は
スピリットビサージュと比較した時には、素のマジックレジストの値がアーマーの値よりも低いことから、受ける全てのダメージが魔法攻撃だと仮定した上では、１０％ほどのほうが硬くなれます。でも、受ける全てのダメージが魔法攻撃なんて通常ありえません。なので相手のAPが多かろうが育っていようがやっぱりワーモグです。
でも待って！ワーモグのパッシブ発動するの？3000HPって遠くない？発動しないから皆デッドマンから積むんじゃん。という疑問も出てくると思います。が、私のセジュアニビルドなら
ギリギリで届きます！
これを達成するためにルーンがちょっと変則的になっているのです。ワーモグを買うことができるのは画像のようなLv11~12のときですので、ほとんどピッタリ3000HPです。前シーズンならキーストーンで+300HPがもらえたので、ルーンにもっと自由度があったのですが。
また実は大ルーンのHP+1.5%は無くても大丈夫だと思います。なので他のにしても構いません。ARとか、MSとか、ASとか、ADとか。AP+5はあまりお勧めしませんが。私は好みでHP+1.5%です。
ここで、まずこの３つは揃いました。この辺で靴をアップグレードしましょう。ワーモグを積んでる最中でも全然良いですよ。靴は基本的にはCD靴です。相手がよっぽどCC豊富だとか、オールADに近いとかいうときは
この２つも積みます。でも大抵はCD靴です。急いでワーモグを積みたいので、値段の安さが魅力です。
ここからは先は何パターンかに分かれていきます。これはセジュアニに限った話ではないのですが、火力を積むか防具を積むかを判断するときは
チームがその時点での自分に求めている役割を意識するといいです。大雑把に言ってしまえば、ダメージを吸収する役割か、ダメージを出す役割か、です。例えば、トップとミッドが火力の高いチャンピオン達なら装備は全て防具でいいです。逆に、トップもタンクだとか、ミッドがサポート寄りのメイジ(モルガナ等）だとか、もしくは自分以外のダメージが全て物理攻撃主体だとか、よほど皆腐っているとか。そんなときはセジュアニも火力を出すことを意識したビルド、もっとシンプルに言えば仮面を積む必要があります。でも判断できなくたって問題ないです。セジュアニには脳死ビルドパスがちゃんとあります。
a.どうすればいいかよく分からない時。もしくは硬さと火力の両方を求められている時
とりあえずGA行きましょう。次に仮面を積みましょう。最後に敵のAPが二人以上ならビサージュ、一人か０ならオーメンです。それも分からなかったらオーメンに行きましょう。
or 左から順にこのように積んで完成です。いつでも強いです。
b.ダメージを吸収する肉壁として求められている時
相手のダメージがADもAPもいるときは、GAをまず積み、それから相手の育っているチャンピオンに応じた順番でこの２つを積みます。
相手がオールADかそれに近い構成なら →→このような順番で積んでいきます。デッドマンとオーメンは順番逆でも良いです。また、相手が3人以上のオートアタック主体のチャンピオンで構成されているときに限っては、
フローズンハートを先に買ってオーメン、GAと買いましょう。
＋ スタンダード
オールAD相手 AAチャンピオンチーム相手
c.火力を出す必要があるとき
真っ先に仮面に向かいます。次にGA、最後は自分が受けるダメージの成分に応じて、どちらかを積みます。魔法ダメージを主に受けていて、味方のAPがアビサルを買っていない。そんな状況に限っては
アビサルセプターも選択肢に入ります。でもこれを積むことは中々無いと思います。
or or
以上が私のセジュアニビルドの全てになります。
5.立ち回り方、もとい心構え
読むのが面倒な人へ： 序盤は大人しくファームして、中盤まで大きく負けてるレーンにはガンクしないように。それ以降は強気にいきましょう。
最序盤.シンダーハルク完成まで
この時間帯のセジュアニはとてもとても弱いです。セジュアニは弱い、下手なことはしないようにしよう。と意識するくらいチキンでいいです。森を周るのでいっぱいいっぱいで、たとえいいガンクをしてもフラッシュを落とさせるのがせいぜいでキルを取ることは殆ど出来ないです。特にタンク同士のマッチアップになっているトップレーンへのガンクは無駄です。敵のHPがよほど減っていない限り行かなくていいです。
ただし、脆く火力のあるチャンピオン同士のマッチアップになりやすいミッドは決まりやすいです。押されていたらミッドにはガンクに行きましょう。
ボットも、キルポテンシャルの高いサポートでない限りは難しいです。
ガンクの成否は全てやりようにかかっていて、絶対に決まらない状況なんてないんですが、セジュアニの序盤のガンクは難しいことを覚えておくと良いです。そもそもヘルスを維持して森を周ることができませんから。
序盤～中盤.シンダーハルク完成後からワーモグが出来上がるまで
シンダーハルクが完成したら、先程のセジュアニは弱いという意識を捨てましょう。もうそこそこになりました。ファイター以外とは殴り合っても大丈夫です。Ultも覚えているので序盤とはうって変わってガンク性能も高くなり、とても決めやすいです。しかし、注意点があります。それは、大敗しているレーンにはガンクをしないことです。この段階でのセジュアニは、硬くはなったけど火力はまだイマイチといった具合で、味方のレーナーにダメージが期待できないレーンへのガンクは依然として決めづらいです。それどころか、そういったレーンを下手にガンクをしてしまうと返り討ちに合い負けている味方を更なる不利に追いやることになってしまいます。特にそれが顕著なのがボットレーンで、この段階のセジュアニではカバーをするだけに留めておくのがいいでしょう。ちょっと不利かイーブン、有利を取っているレーンをガンクしましょう。大きく負けている味方がガンク要請してこようが、ヒステリックにわめき始めようが、無視してじっくり堅実にゴールドを稼いでいきましょう。もう少しでゲームをキャリーできる力がつきます。それまで焦らないように。
中盤～終盤.ワーモグ完成後からフルビルド一歩手前まで
ワーモグが出来上がったら硬さも火力もCCもサステインも全て兼ね揃えた最強のタンクになります。タンクチャンプ達に共通していることですが、この中盤～終盤までの時間帯が最も存在感の出る時間帯です。この時間帯にゲームの流れを決めてやると意識して動きましょう。セジュアニのキャリータイミングはここです。この時にはメイジもADCもタンクを素早く倒せるだけのダメージを持っていないので、非常に強いです。なのでとても強気に動けます。数的に不利な状況では流石に大人しくするべきですが、同数で睨み合っている時などは強気に前に出て、積極的に敵を捕まえに行きましょう。HPもすぐ回復しますし、多少の無茶は許されるくらい強いです。
終盤～最終盤.フルビルドかそれに準じた状態
この頃になるとADCがタンクをもアッサリ倒せるようになっているので、無茶はできません。しかしここでセジュが他のタンク達と違うのは、Ultは勿論のこと、ブリンクを持っているということです。ブリンクや遠距離からのハードCCを持たないタンクはこの時間帯では敵に近づくことすら出来ずにやられてしまい、文字通りのただの肉壁になることが多いのですが、セジュアニはその両方を持っているのでそうはなりません。やられる前にある程度のダメージとCCを叩き込めることが保証されています。なので、この時間帯でも依然として強力です。孤立しないようにだけ気をつけて、常に画面に味方が映るくらいの位置で戦いましょう。孤立したら無駄死にしてしまいます。この時間帯ではセジュアニ単独で与えられるダメージはもう大したものではなくなってしまっているので、味方の高火力チャンプと必ず連携を取らなければいけません。何をするにも、味方の攻撃が届く位置で行うことを意識しましょう。
各時間帯の立ち回り方、心構えは以上です。
6.最後に
以上でガイドは終わりです。初めて書いたので拙いところは多々あると思いますが、ここまでお読みくださってどうもありがとうございました。
シーズン6が終了し新しいマスタリーやアイテム、ジャングルの仕様などが追加され、何が強いのか弱いのか、誰をピックしどのアイテムを積むべきなのか、ジャングルの周回ルートすらまだハッキリしない。そんな、ガイド（それも正確でベストな！）を書くにはおそらく最悪のタイミングですが、最初の記事は昨シーズンで一番戦績の良かったセジュアニのガイドにしたいと思い、このタイミングでの投稿となりました。また詳しい情報が入り次第追記・修正してより良いものにしていきます。
Good luck, have fun!
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